Windy

徒然なるままに書する。

リハビリの質と量が齟齬を起こして日本軍の失敗を繰り返そうとしている。

リハビリ業界は診療報酬が下げられ単位あたりの稼げる額が年々と減り続けている。まともにリハビリをしている病院や事業所などは潰れ、適当に量だけこなすリハビリの施設は生き残る。

 

そんな不思議なことが世の中で起きている。都内で見られる訪問リハの大半は必要ないし、回復期のリハなんて半分以下で良いし、セラピストが同じ訓練を繰り返したりマッサージなんてする必要はない。

 

けれども、急性期や地域などの時間や資源が限られている場所では一単位が都内の訪問リハや回復期の100単位に及ぶレベルや質になる。それを同等に扱うのだから、まともなセラピストは他の道を探すよね。

 

セラピストの現場はおかしい。厚生労働省さん、配分を見直して欲しい。でなければ、本当に必要な資源はなくなり優秀な人材は他の分野へと流れる。この流れでは、セラピストの立場や社会的な意義は崩壊していくのだろう。

 

今後のセラピストの動向や政治的な動向は日本の医療を左右することになる。現場のレベルではどうにもならない状況である。

 

このままでは日本軍の失敗が繰り返される。その歯止めになれるように自己研磨をしていく所存である。